猫の慢性腎臓病とは?予防方法や治療方法など詳しく解説

猫野ひなた

こんにちは、ねこけん研究員猫野ひなたです。

当サイトでは、耳タコのように書いています。

猫の腎臓病は宿命!

2021年9月の段階で、
全ての猫が必ずなる病気です。

まずは猫は急性腎不全になります。

そこから腎臓の機能が回復せずに
慢性腎不全となるのです。

慢性腎臓病は
「3ヶ月以上持続する、
片側または両側の腎臓の
構造的・機能的異常」と
定義されています。

長い年月猫の腎臓病の
原因は不明でした。

しかし!

2016年東京大学宮崎徹教授が
ついに解明しました。

2016年10月12日に(英国夏時間)に
「Scientific Reports」オンライン
版で発表されました。

猫が急性腎不全から慢性腎不全になる原因

東京大学宮崎徹教授の発表によると、
血液中のタンパク質 AIM
(apoptosis inhibitor of macrophage;CD5L とも呼ばれる)は
急性腎不全を治癒させる機能を持つが、
ネコAIM は急性腎不全時に機能せず、
そのためにネコでは正常な治癒・回復ができずに
慢性腎不全へなるということなんです。

そもそも腎臓病とは尿の通り道に死んだ細胞が
溜まって行き最終的に「トイレの排水管が詰まる」
ようになって腎臓が壊れるという病気です。

もっと簡単に言うと、

腎臓にゴミがたまると詰まって壊れる!

これが腎臓病。

そして、AIMはというと、
血液の中を流れそういったゴミのところに
行き旗を振る役目です。

ゴミがある場所で旗が振られると
その旗に向かって
マクロファージなどの細胞がいき、
そこにあるゴミを食べてくれます。

しかし、猫のAIMは人間のものとは
アミノ酸の配列が微妙に違い、
遺伝的に働かないようになっているため
血液中を流れてゴミのところに行き
旗を振ることができません。

そのため、マクロファージなどの細胞は
ゴミがどこにあるのかわからず
食べることができないので
ゴミは溜まって行く一方という状態になるのです。

参考 腎臓の働きを改善する遺伝子AIMで猫の寿命が2倍に東京大学

慢性腎臓病の予防・治療方法

宮崎徹教授の研究は、
解明だけに留まらず
予防・治療方法までされています。

マウスの細胞から
培養したAIM製剤を
投与することで
腎臓の中のゴミを取り、
炎症を抑えることができることがわかりました。

ただし!

たんぱく質の製剤は
作るのに莫大な費用と時間がかかり
国の承認にさらに莫大な時間がかかるそうです。

でも!朗報!!

東大の宮崎徹教授は諦めずに、
研究をさらに発展させました。

なんと!

猫のAIMを活性化する
有効成分が分かったのです。

猫のAIM活性化とは、
ネコのAIMをIgM五量体から外すということです。

つまり、猫のAIMが旗を振りにいける
状態にすることです。

しかもそれはすでに流通しているものなので、
キャットフードやおやつに
入れることによって、
簡単にすぐにでもできるそうです。

2022年3月末までの発売が
すでに発表されています!

販売まで待ちましょう。

猫は遺伝的に必ず腎臓病に
なる生き物です。

せっかく原因究明されたのです。

猫には健康で長生きして欲しいですよね?!

宮崎徹教授の発表後は
必ずこの有効成分を含んだキャットフード
もしくはサプリメントを与えましょう。


「猫は家族」をモットーに
あなたに選んでもらえる高品質低価格のキャットフードを開発中。

キャットフード事業を基礎に猫が生涯安心して暮らせる保護猫施設を建設します。

応援よろしくお願いします。