ドライフードとウェットフードどちらがいいのか？

猫の宿命である慢性腎不全にかからずに
できるだけ健康で長生きして欲しいと
思うのは愛猫家みんなの願いですよね？

今日はそんな猫ちゃんの健康にとって
ドライフードとウェットフードの
どちらがいいのかを紹介しますね。

結論から言うと

ウェットフード

です。

というのも、今のペットとされている猫の
祖先は砂漠に住んでいた猫です。

そのため、水分がなくても
生きていけるように
猫は尿を濃縮できるように進化しています。

しかし、この進化は、
渇きに対する欲求をさげるとともに、
猫下部尿路疾患の罹患率を
高めることになりました。

猫下部尿路疾患の中でも
突発性膀胱炎や、尿路結石症は
猫の飲水に対する渇望の弱さが
原因であると言われています。

1999年に発表された論文では
突発性膀胱炎になった猫に、
同じ栄養のドライフードとウェットフードを
与える実験が行われました。

ウェットフードを与えられた
18匹中16匹の猫、
ドライフードを与えられた
28匹中17匹の猫が
再発しなかったとのこと。

近年特に猫の飲水量の重要性が分かり、
健康維持には猫が脱水状態に
ならないことにすることが大事だと言うことが
わかってきました。

必要な栄養素として「水」が
あげられるほどです。

しかし、飼い主がどんなに飲んで欲しくても
猫が飲みたいと思わないと
飲ませることは難しいです。

そこで、約80％が水分と
言われているウェットフードです。

飲みたい欲求は少なくとも
食べたい欲求はある
猫ちゃんたち。

ウェットフードを利用することで
猫の飲水量を増やすことが
簡単にできます。

どのウェットフードがいいのか？

ウェットフードがいいのですが、
ねこけんではウェットフードのみにすることは、
おすすめしません。

誰かに預けることが
あるかもしれないですし、
災害時などはウェットフードの
管理は難しくなります。

洗うことができないので
ウェットフードのゴミから
匂い・虫の発生源になります。

災害時は、特にハエが大発生して
問題になります。

また、ウェットフードは
嗜好品の位置付けであり、
総合栄養食という表示が
されているものは
ほとんどありません。

猫の栄養バランスを考えると
総合栄養食を与えることは必須です。

猫の栄養は
高たんぱく質・低炭水化物が
世界的基準になっています。

これを念頭において
ドライフードとの
ミックスフィーディングに
変えるのがおすすめです。

これを満たしたミックスフィーディングを
目指しましょう。

ちなみに猫の腎臓病予防の有効成分は
東京大学宮崎徹教授が発見しました。

2022年3月末までに発表・販売されます。

宮崎徹教授から続報を待ちましょう。

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