グレインフリー・グルテンフリーが猫にはいいの??悪いの?

猫野ひなた

こんにちは、ねこけん研究員猫野ひなたです。

今日は、最近よく見かける
「グルテンフリー・グレインフリー」
についてお話しします。

キャットフードを選ぶ際に、
この二つが書かれているものを
選びましょうって記述みなかったですか?

私も本当に初めて猫を飼うときに
悩みました。

でも、どこのサイトにも正解は書いてありませんでした。
なぜか?!

これまでのキャットフードは炭水化物量が多かった。
だから多くの猫が腎臓病になるのでは?

肉食動物の猫だからそれに則った、
高たんぱく質低炭水化物がするといいのでは?
という考えのもとです。

そう!

猫の宿命である腎臓病(猫の慢性腎不全)は
原因不明で治療法もなかったんです。

だから、キャットフードを選ぶ
正解がなかったのです。

でも!!

今は違います。

2016年に東京大学の
宮崎徹教授が
原因究明・治療方法確立しました。

慢性腎不全についてはこちらをご覧ください。

猫の慢性腎臓病とは?予防方法や治療方法など詳しく解説 猫の腎不全の原因解明!死亡率1位の腎不全が過去のものになるかも

これからのキャットフード選びの
最大のポイントは、
「猫の腎臓病の効く成分が入っているか」

※有効成分とその用法用量はまだ発表されていません。
こちらで、新着情報を更新しています。
東京大学宮崎徹教授 猫の慢性腎不全治療薬AIM製剤新着情報

これによって、グレインフリー・グルテンフリー・食物繊維などの
適正量などが正確に導きやすくなるのではないかと思います。

というのも、何をしても治らなかった猫の慢性腎不全が予防できたことで、
あらゆる原材料が実はいい働きをしていたなんてことが
分かるようになるかもしれません。

ちょっと話がずれたので戻しますね。

グレインフリー・グルテンフリーこちらは
猫が肉食だから必要ないだろうということで
排除が好ましいとグレインフリー・グルテンフリーの
キャットフードの販売ページに書かれています。

ですが、先ほども書いたように
正解はいまだ不明です。

ねこけんの私見をいいます。

猫野ひなた

猫の寿命は昔よりはるかに伸びている。それは市販キャットフードが定着したことによる栄養状況の改善が少なくとも関係しているはず。高たんぱく質低炭水化物のAFFCOの基準を満たす総合栄養食が基本。グレインフリーからグルテンフリーかは、飼い猫のアレルギーの有無で決めるのがいいかと思う。

昔の猫の寿命を知っていますか?

5年です。それが8年になり10年になり12年になり今15年です。

そして、近い将来それが30年になろうとしています。

もう一度いいます。
グレインフリーがいいのか、グルテンフリーがいいのかは、
正解はでていません。

ただし、猫の消化器官の形状から
高たんぱく質低炭水化物が
望ましいことは近年の通説です。

ですから原材料名のところに、
一番最初に炭水化物がくるものは
やめましょう。

今すぐに判断できることは飼い猫にアレルギーがないから
調べることです。

あなたの猫が食べてもいいのかはわかります。

少なくとも戦後から猫の寿命は3倍にも伸びています。
その間多くの猫がグレイン・グルテン込みの
キャットフードを食べていました

アレルギーがない猫にとっては
そこまで害があるものではないということが
推察されませんか?

いかがでしょうか?

心配な飼い主さんは、
飼い猫のアレルギー検査をしてみましょう。